免疫

物をよく噛んで食べることにより、免疫力があがります。これは、免疫という作用の基本に消化が挙げられるからです。

私たちが病気に感染する経路のひとつに、口があります。口から感染体や毒が侵入してくるのです。それらのものは、食べ物を手でつかんで食べる時に、指から付着したものも含まれます。

しかしながら消化をするということは、物質を分解するということでもあります。つまり、ウィルスやばい菌を分解してしまうということなのです。ひとたび分解されてしまえば、それがたとえエイズウィルスであっても、安全なものに変化してしまいます。なぜなら、ウィルスを分解するということは、それを私たちの身体を形作る無害な物質であるアミノ酸や糖分に変えてしまうことだからです。

危険なものであっても、取り敢えずは分解してしまい、バラバラの状態にしてしまえば、有毒なものでも無害になります。これは免疫という作用の、基本的な過程といえます。

 

口の奥にある、扁桃腺には感染体をとらえる機能をそなえています。また、私たちの身体の中の消化器官は全体的に電気を帯びていて、ばい菌をはじき返したり、ウィルスをとらえたりする機能もあります。

食べ物が胃に入れば、そこは酸の地獄です。タンパク質分解酵素も含まれています。ですから、殆ど全てと言ってよいほどのばい菌はここで死をとげます。この過程は、言うまでもありませんが、歯を使って良くかみ砕くことにより効果が倍増します。

またよくかみ砕かれた食べ物は、やがて小腸へたどり着きます。小腸というのはリンパ球を製造する工場です。唾液によって消化活動が活発になると、小腸のリンパ球もまた活動が盛んになります。唾液中に含まれるIgA免疫抗体もまた、免疫力を向上させるために働きます。

更に唾液にはラクトフェリンという成分が含まれており、こもれもまた免疫調整作用があることが知られています。